コンテンツにスキップ
mtoRのこだわり
山林の価格について
昨年の秋に近くの山林から杉の木を9本切り出しました。 最初の目的は知り合いの懐石料理屋さんがお店を建て替えるので、使ってもらうということでした。 結果的には乾燥の問題やデザインの違いなどから使うことにはならなかったのですが、ここ数年もともと家業であった山林業をどうするかといった事は常々考えていました。 もともと私の家は梅の加工を始める前は山林を育て生活していました。 私が小学生くらいの頃は山林の価格も良かったため、40年から50年位の杉林を伐採しても十分な利益になり、生計を立てていたのです。 今では山林の価格は大きく下がりました。 その当時は山林を伐採しても十分な利益が得られたので、伐採した後の山林に苗を植え、下草刈りをして、少し大きくなってくれば木の枝を切って手入れをしていました。 山林の価格が下がり放置される 最近は山林を切ると次のことを考えずに切ったまま放置する山が龍神村でも増えてきました。これは山林の価格が下がったも影響していると考えられます。 山林をそのまま放置するとやはり災害が出たり山崩れの要素になるので、そのまま放置するということは色々な意味で問題になると思います。 ですから私は現在山の木を切るときは間伐しかせず、一面を伐採するということはしません。 間伐して残った木は、周りが広くなれば成長が早くなり20年30年おけば立派な木に成長します。 こうしていけば苗を植えたり下草刈りをしたりする手間もいらず、お金もかからないので山林の経営が楽になり、山林もどんどん良くなります。 山林の地道な管理からできる良木 切り出した9本の杉を、 近くの製材所に運んで板にして保存することにしました。 その杉の木を板にすると9本のうち7本はもとから3、4メートルは節が全くありませんでした。 それを見たとき親父の仕事の凄さが実感できました。 私も若い頃20年から30年の杉の木を枝打ちと言い、下から出ている枝を木の面に沿ってきれいに払うという作業をしました。 もともと板の節というのは、木の枝の根本なので若いうちに枝を払うと成長とともに節はなくなるのです。 ご存知のように節の全くない無地板というのは製材所から購入しようと思っても少しの節があるものとは価格が違います。 この一連の切り出してからの作業を自分がやると先代の仕事の凄さや山林の価値をすごく実感します。 2代目3代目で木のまま製材所に出したり材木商に山のまま売買する人はそういった苦労は、全く気づかずに大切な山林をお金に変えてしまうのです。 このきれいに手入れされた杉の板を見たときに、今まで親父や祖父がしてきたことの凄さやありがたさがすごく実感できたのです。 未来に残す山林を作りたい 山林業というのは、今ではなくどうなるか分からない未来に対しての地道な作業が、木と人間を育てているのかなと思うとすごく深い気がして、私もこれからどういう風に未来に向けて仕事をしていくのか、どう向き合うのかを今まで以上に考えるようになりました。 今はもう枝打ちを高い所までする山林家もそういないと思います。 この作業をしているかどうかは木を切って初めて気付くことです。 材木のまま買う場合は節があるかどうか製材してみないとわからないので、そんなに高い価格で購入することも実際できないのだと思います。...
続きを読む...
山林の間伐について
山林の手入れに置いて、間伐は山を丸裸にしない限りずっと続きます。 木の年齢が若い時は頻繁に間伐をしなくては、木と木の間がすぐに混んできて成長の妨げや、まっすぐな木が育たなくなります。 間伐をしていていつも思うのは、間引きした後は綺麗になったなぁ、ちょっと切りすぎたかな?と思っても1年経ってその山を見に行くとこんなに切らなかったかなぁ?と思うぐらい木は成長しています。 私は間伐しているときに、木の下の方から空を見上げてその木の枝の周りに綺麗に空が見えるように間伐していきます。 20~30年位までの木を切り倒す時は、小さい物や曲がった木などを中心に間伐していって出来る限り立派でまっすぐなものを残していきます。 木が大きくなるにつれて間伐のサイクルも間が空いてきます。 山林によっては5~6年に1度でも十分な山林もあります。 私の家の山林は1番若いので30年余、 1番年数が経っているもので80数年ぐらいの山林です。 ですからほとんどオヤジか祖父が切り開いて植えた山林です。 これからの間伐は50年以上の成木が育っている山林に関しては太いのを間伐していきます。 若木の頃は細くて曲がったものなどを間伐しているので50年以上経った山林は太さ細さの差はあるものの、曲がった木がもうほとんどありません。 ですから太い木を切って有効活用して空間を広くし、そしたらその周りの少し細い木もまた20~30年経てば太くて立派な木に育ちます。 間伐によって木の価値は大きく変わる 木の価値は同じ太さなら年数が経っているものほど年輪の目が細かく価値があるとされます。 ですから一見太くて良い木を切って、細いのを残したらダメなようでも時間をかけて太く育ったらより価値のあるものになっていくのです。 林業を長い時間かけて未来に繋ぐのは、私はこの育て方が1番良いと考えて実践しています。 こうしていけば後の世代ほど年数が立った立派な木が育っていくので経営的にもやっていけるのではと考えています。 50年以上経った木は切り出してそのまま原木で売ったりせずに、あらびきと言って10センチ以上の板に製材して自然乾燥させて保存します。 こうしておけば色々な板としても使えますし、加工して家具などを作ることもできます。 間伐した木も無駄にしない もう何年も前から木が安い、山林の価値が下がっているという事はよく聞きますが、やはり製材所に板になったものを購入しに行くと立派なものはそれなりの価格がします。 農作物やスギやヒノキ、そういったものの値段が下がっていても、最終価格がそれほど下がるかというと一般消費者が払うお金は下がってないのが現実です。 ですから出来る限り自分たちで育てるところから製品化まで一貫してやれるとなんとか経営が成り立つのではないかと考えています。 農作物などを見ていても消費が100%に対して生産が98とか99までなら価格は維持されていますが、100%を超えた瞬間に相場がかなり下がります。 こういったシステムの中で相場とかに振り回されていれば物作りや、作物や木を育てるということがゆっくり落ち着いて出来なくなっていきます。 ですから出来る限りそういう影響を受けずに物作りに取り組む仕組みを自分たちでしっかり作っていくことがとても大切なように思っております。 山林を未来へつなぐ...
続きを読む...
山林の伐採後について
私の父が最後に山を切り出したのは、今から30数年前でした。 その時に私も伐採からすべての作業を一から経験しました。 山林を伐採して、切り出した後の山には、まず最初に苗を植えていきます。 切り出した山は丸裸になるわけですから、スギやヒノキの苗を購入し植える前の日には、根を水にひたしあくる朝、乾燥しにくいようにわらのむしろ藁筵に包んで背中に背負い山に持っていきます。 苗植えと木の成長 そして山に着くと山の麓から、くわで穴を掘り1本1本手作業で丁寧に掘った穴に根を入れて土をかけていきます。 これを大体1mから2mぐらいの距離で植えていきます。 大きくなればこの感覚は少し狭いように思うのですが、木の苗はある程度密集して植えないと成長するスピードも変わってくるそうです。 やはり他の木より成長が遅くて光が当たらないと枯れてしまうことを植物は知っているので、そこにいる木よりは早く大きくなろうと競争し早く大きくなるのだそうです。 この作業を切り出した山が全部苗で埋まるまで植えていきます。 親父には山が丘になって養分の少ない所にはヒノキの苗谷になって養分が集まるところには杉の苗を植えると教わり、そういう風に植えていきました。 山林は3ヘクタールとかの山林でも斜面になっているので、すごく広く感じます。 木の成長と下草刈り これをすべて植え終えたら、次の年からは毎年2回下草刈りをします。 切った後の山林はすごく日当たりが良く、草の成長も早いので放っておけば、かやなどに植えた苗がおおわれ、1年下草を刈らないと苗はすぐに枯れてしまいます。 ですから下草刈りは梅雨に入る前とお盆前ぐらいにはきれいに刈り取る方が苗も順調に育ちます。 少し苗が大きくなって下草を光が遮るようになってきたら、下草の生えも遅くなって下草刈りが楽になっていきます。 苗を植えてから4年か5年は下草を刈った記憶があります。 下草を刈り取る必要がなくなった頃には苗も大きくなって、今度は枝打ちが始まります。 木の成長と枝打ち 20年から30年の杉の木を枝打ちと言い、下から出ている枝を木の面に沿ってきれいに払うという作業をします。 もともと板の節というのは、木の枝の根本なので若いうちに枝を払うと成長とともに節はなくなるのです。 ご存知のように節の全くない無地板というのは製材所から購入しようと思っても少しの節があるものとは価格が違います。 この枝打ちによって節の量にも大きく左右するのです。 間伐も最初の頃は毎年行きました。 最初苗はなかなかの密度で植えていますので、すぐに密集して木の成長にとっては窮屈になってきます。 その時にする間伐は、大きくてまっすぐなものを残し成長の遅いものを斬り倒していきます。...
続きを読む...
山林の管理について
わたしの家は龍神ではすごく古くから家で農業と林業を営んで来ました。 父はずっと林業で生計を立てていました。 私が幼い頃は龍神村の林業は盛んで、林業で生計を立てている人達が周囲に沢山いました。 それが1980代を境に林業が衰退し、今では山林の管理、いわゆる山の手入れをする人がめっきり少なくなりました。 老木が丸ごと伐採されていたり、植林されずに放置されたまま荒れ放題になっている山林も珍しくありません。 荒れた山林をそのまま放置すると木の根が枯れて雨などで土砂崩れなどの災害が起こりやすくなります。山林の管理を怠ると、せっかくの山林がマイナスの価値を生み出すことがあるのです。 現代の山林管理の現状は酷い!? 現代の山主は伐採した木を売ったお金で次の植林をすることがなく、周囲を見渡すと禿山や土砂崩れが起きている山林が増えてきています。 山林を育てるには苗を山に植えて一人前の山林を作るには、使用目的にもよりますがどんなに早くても20~30年の年月がかかります。 たとえ植林したとしても、山林の管理をせずそのまま放置すると雑草が苗の周囲を覆い、せっかく植林した苗に当たっている日光を遮断してしまい苗を枯らしてしまいます。 木をうまく育てるには、植林した木の周囲の草を毎年2回は刈り取らなければなりません。 そして、木の根を深く育てるには間引き、いわゆる間伐を適度にしなければなりません。 山林管理を怠ると災害を助長する!! 林業が衰退した後の龍神村では、間伐が全くされていない山林をよく見かけるようになりました。 山林の間伐がされないと木と木のあいだが狭まり山肌に差す日光の力が弱まり木の成長をストップさせてしまいます。 木の成長がストップすると山林に木の根が張らないので、雨などで土砂崩れ等の災害が出やすくなります。 2011年9月に上陸した台風12号では、和歌山県内で死者100名を超える大惨事が起きましたが、このときに崩れた杉や桧の山林は全て間伐が十分にされていなかった山林です。 人工の手が一切入っていない自然林(雑木林)は、土砂災害などはまず持って起こりません。 事実、わたしが保有しているクヌギや樫、椎の木などの雑木林は、これまで災害が出たことは一度もありません。 雑木林の山林管理のコツとは? 雑木林の山林管理のコツは元からある木の根をしっかり育てるところにあります。 木を伐採して切り株を綺麗に残すと、その切り株から新しい芽が出ます。 その芽が木に育つと元からある木の根がそのまま残るので「木を伐採する、そして良い木を育て、また伐採する」という木の再生サイクルが良好に回り始めます。 ちなみに、わたしの場合は、山林で切り出した太い木を椎茸の原木に利用しています。 杉やヒノキの山林管理とは? 杉やヒノキは切った後の切り株から新しい芽が出てくることはありません。 従って、雑木林の山林管理の方法とはアプローチが少し変わります。 杉やヒノキの山林管理は、徹底的な間伐がポイントとなります。 山林を間伐(間引き)するときは一面伐採したり、細い木を切らずに、太い木を選んで適度な間隔で切ります。 そうすると太い木に養分を取られていた細い木が太い木に育ち、太い木は資源活用できます。...
続きを読む...
mtoR 創業の想い
私の家は元々、梅ではなく山林の経営で生活をしていました。 私が中学生くらいの時までは山林家は景気が良く、30~50年くらいの杉材や桧材を伐採しても十分な利益が出て生活をやっていけました。 しかし30数年ほど前からは山林の価値は下がり、そのころから山の手入れに投資する山主さんはどんどん少なくなっていきました。 山林は伐採した後、まず苗を植えます。苗は木を切った後の広大な山に一本一本鍬で穴を掘り手で植えていきます。山にもよるのですが、だいたい1.5m~2mくらいの間隔で植えつけていきます。 一面に苗を植えたら、そこから数年は毎年下草刈りをしなくてはいけません。丁寧に下草を刈らないと木の成長より草が早く大きくなるので、木が草に押さえられ枯れてしまいます。その為に毎年必ず草刈をしなくてはならないのです。 数年経って木が2m~3mくらいの高さになってくると太陽の光が草より木に注ぐので、下草刈りはほとんどしなくてよくなってきます。 間伐で龍神村の山林を守る 次に大きくなってきた木は、木と木の間が狭くなるので間引き(間伐)をしていきます。 間伐は成長する過程で育成の遅い木を切って、面積当たりの本数をどんどん減らしていく作業です。 この間伐はとても重要な作業で、間引きをせずに放っておくと木と木の間が狭くなり、木の成長が止まってきて、根が張らずに弱い木になってしまいます。 そういう山林は台風などによる倒木や、豪雨による地滑りを非常に起こしやすくなります。昨今テレビで土砂災害などの映像を見ていると間伐していない山林が非常に多いのも事実です。 間伐がしっかりとされ、山肌に光が当たり、シダなどの植物が生えているような山は健康的で災害などに強くなります。 ですから山林を守るために、間伐は本当に大切な作業なのです。 木を切ったまま放置をすると!? それに最近は木を切り出した後、植林をせずにそのまま放置している山も多くなってきました。 木を切った後、そのままにすると根が腐り、山肌は雨などで土が流れ、みるみるうちに谷に流れ込んでしまいます。これもまた、最近の豪雨などで大きな災害がでるという問題になっています。 こういったことは全国の至る所で起こっており、こういうことをもっと考えていかないと色々な問題が起こってきます。 このような現状を見ていて、私も家業である林業をどうやっていくかをずっと考えて参りました。 無農薬の梅作りは10年くらい働いているスタッフが2名と、それより長いパートさんがいて日々の作業はほぼスムーズに行くようになってきました。ですから私自身、いよいよ山林の問題にも取り組んでいこうと考えています。 現在、間伐した木は価値が非常に低く、50年くらいの山林の間伐材はほとんどお金になりません。 私の山林では、80数年くらいの太い木を間伐するようにして、細い木を更に100年、150年と育てる様に考えています。 その間伐した木で家具まで作っていこうと考えました。 龍神の木の魅力を最大限引き出す職人仕事 私が最終的に製品を作ろうと思ったのは、2歳年上の建具屋の友人がいるからです。 家が近所なこともあるのと、親父さんも建具屋なので私の実家の障子や建具などは全てその建具屋さんの仕事です。 若いころから彼の仕事に触れる機会が多いのですが、そのすごさは毎日長く使うほど分かってきます。 まず彼の作った戸は全く狂いが出ない。 毎日開け閉めしていて、もし建てつけが悪くなった場合は全て無償で直してくれるのですが、これがほぼ100%、上の鴨居に狂いが出てきたとかいう、建具以外の原因なのです。...
続きを読む...
表面加工仕上げ
木材の表面加工にはいくつかの仕上げ加工方法があります。
主にサンダー仕上げ、超仕上げ(超かんな仕上げ)、プレナー仕上げ(モルダー仕上げ)の3つとなっています。
今回は一枚板や大きなテーブルの天板など幅のある材木を仕上げるときに活躍するサンダー仕上げを紹介します。
材料を必要な寸法に削り出しものを、サンダー機械に通し、ナイフマーク(切削時の刃物の跡)を均一にとり、表面をきめ細かい平滑面とします。
サンダーは、輪になったベルト状のサンドペーパーを高速で循環させる機械です。
このサンダー機械にも種類があり、サンドペーパーを2枚セットでき粗削りから仕上げまでできるものもあります。
サンドペーパーにも種類があり、樹種によってサンドペーパーを選びます。
硬い木材に目の細かいペーパーを使ってしまうと、ペーパーが焦げ付いたり目詰まりをおこす可能性があるので粗めのペーパーを使います。
今回は杉材なので目の細かいサンドペーパーを使って仕上げていきます。
サンダー仕上げでのビフォーアフター
左の写真がサンダー仕上げ前、右の写真がサンダー仕上げ後になります。
見ていただいてわかるように、黒ずんだ部分が削り取られ、杉材本来の美しい色と木目がはっきりとわかりますね。
サンダー機械は0.1mmからの研磨が可能です。
木材は収縮が大きく、反りなどもあるので一気に削らずに少しずつ削っていきます。
一気に削ると木材に負荷がかかりますので、この作業も少しずつ樹種や状態に合わせ削ります。
厚みもこの作業で調節しますが、厚さを調節すると内部から隠れていた節が出る場合がありますので一枚板をしっかり観察し、一枚板と相談しながら綺麗に仕上げます。
木材を削ると逆目が出ますので、一枚板を通す方向も重要になります。
テーブルの天板や、一枚板の最後の仕上げでは、手作業でペーパーをかけます。
手作業で使うサンドペーパーは機械よりも細かいものを使って仕上げます。
やはり仕上げは手作業で、しっかり表面を触りながら、木目を見ながら、角を調節し、感覚で仕上げることが大切です。
この研磨作業が後の塗装時の塗りムラを無くし、塗料が浸透しやすくする効果もあります。
続きを読む...
mtoRのテーブルが出来上がるまで
伐採
節が出来ないように親子三代で枝打ちした龍神杉の樹齢を見極め、新月期に伐採し葉が枯れるまで山肌に寝かせて自然乾燥させます。
製材・乾燥
伐り出した丸太を特性に応じて板材に加工します。その後、2年以上の長い年月をかけて自然乾燥させます。(最終仕上げで低温乾燥処理をする場合があります)
木取り
木材の表情を見極めながら木材に墨付けし、完成形をイメージしながらカット位置を決めていきます。
溝加工
天板を接ぎ合わせるための溝加工(雇い実技法)をします。反りを防ぐ蟻溝を丁寧に手作業で微調整します。
接ぎ合わせ
天板の反りや割れを最小限に抑えるために3枚の天板に圧力をかけて蟻溝に送り込みます。板同士が伸縮して歪みが生じないように絶妙なあそびを持たせています。
組み入れ接ぎ合わせ
ほぞつぎ加工で天板に脚を組み入れ、補強材の隅木と幕板を組み入れます。
仕上げ
天板の美しさを最大限に引き出すために手仕事でカンナ掛けをします。繊細なさわり心地はカンナ掛けで決まります。
塗装
身体に優しい自然系オイル塗料を使って最終仕上げをします。
出来上がり
デザイナーが洗練されたフォルムを設計し、確かな技術を持った木工職人が釘やビスや金具を使わない木組みの伝統技法で一つひとつ手仕事でテーブルを仕上げています。自然乾燥の無垢材を使い、すべてにこだわり抜いた100年以上使い続けられる世界に一つだけのダイニングテーブルです。
続きを読む...
mtoRのテーブルの魅力
mtoRのダイニングテーブル(スタンダードモデル)は、親子三代で育て上げた龍神杉を使って作っています。
龍神杉の伐採からテーブルの完成まで、すべての工程を一貫して自社内で完結しています。
恐らく、植林から始まりテーブルを組み立てるまでの工程を一貫製造している会社は他にはないと思います。
龍神村の自然環境で育てた良質な龍神杉を、龍神村で育った一流の職人が一から手仕事で作り上げた世界にたったひとつのテーブルなので、他には真似ができない、最高のテーブル作りができていると自負しています。
龍神杉の魅力を引き出すテーブル
龍神杉は、香り、ツヤ、年輪の細かさ、粘り強さの強度、真っ直ぐで節が少ない、などなど、何をとっても高級ブランド杉に引けを取らない特徴を持っています。
杉本来の性質もすばらしく、肌触りの「スベスベ」は他の木では表現できない、何とも言えないあたたかみがあります。
他にも空気を多く含んでいることから、調湿機能にも優れています。
湿気が多いときには、木材の中に水分を取り込み、乾燥しているときには、それらを吐き出してくれます。
この龍神杉を使って、すべて手作業で、一点一点、一流の職人が丹精込めてテーブルを作っています。
しかも、このテーブルには、伝統技法がふんだんに活かされていて、釘、金具、ビスが一切使われていません。
釘、金具、ビスを使わないテーブル
鉄金具を一切使っていませんので、一生錆びることもありません。
木は一本たりとも同じものは存在しません。
また、自然環境のなかでたくましく育った木には、それぞれにストーリーがあります。
目で見て、手で触れて、音を聞いて、そして木の香り、と、五感で良さが伝わりますので、お部屋の中にあるだけでぬくもりを感じ、その空間をも優しく包みこんでくれます。
経年変化が美しいのも無垢材の魅力です。例えば、完成直後の美しさはもちろん、長く使うほど色艶が深まり、新しいモノにはない価値が生まれるのは、無垢材ならではの魅力といえます。
親から子へ、子から孫へと受け継いでいけるような、一生モノのテーブル作りを目指しています。
ふれてみて、ただそれだけで、幸せを感じられる唯一無二のダイニングテーブルです。
基本モデルサイズ
mtoRのダイニングテーブル(スタンダードモデル)は、幅120・160・180が基本サイズです。
塗装は自然系塗料を使ったオイルフィニッシュとウレタン塗装(艶あり、つや消し)の3種類です。
細かいサイズ変更から、杉以外の樹種をご希望であれば、それにあわせてのオーダーテーブルも同じ伝統技法で職人が手作りすることも可能です。
※画像は左から120cm、160cm、180cmの順です。
続きを読む...
家具作りに不可欠な一流の職人技
道具を使いこなす、道具をいかすのは職人の腕次第です。 どれだけすばらしい高価な道具を揃えたところで、使える職人の技術がなければ意味がありません。 たとえ同じ道具を使って、同じものを作っても、職人の腕次第で、出来上がりは別物になるぐらい変わります。 mtoRの家具は一流の職人がすべて手作りで製作していますが、必要な道具がなければ、一からオリジナルの道具を作ることもあります。 木取りから完成まで一貫することで、微妙な木の変化を逃さず、寸分狂いのない家具作りを実現しています。 自然の環境の中で育った木は加工材と違い、一本一本それぞれの特徴があり、数ミリの単位で動くことがあるので、すべての作業工程を職人が付きっきりで見極めながら進めています。 身体で木の性質や動きを読み取る感覚や技術は、教わってすぐにできるものではありません。 職人が長い時間をかけて培った経験と勘によって体得した、極めて特殊性が高い技術です。 木の「動き」に合わせる職人技術 例えば、mtoRのダイニングテーブルを製作する場合、木の「動く」という性質を予測して、反りや割れを最小限に抑えるために接ぎ合わせは天板が自由に動けるように、予め少しあそびをもたせています。 木と心をかよわせながら、それぞれの木の性格を見極めて一つ一つ丁寧に仕上げていくのです。 しかも、mtoRのダイニングテーブル(スタンダードモデル)は、古来からの伝統技法で釘、金具、ビスを一切使わずに、手作業で作り上げています。 鉄金具を使わなくても、それに引けを取らないだけの強度を保ちつつ、寸分狂いのない組み立てによって、床に吸い付くような安定性を持っています。 この古来からの伝統技法は神社や仏閣などの伝統建築に使われている技術です。 伝統技法と職人技術 神社や仏閣は「木組み工法」で建てられているので、木組みの技術を習得している大工でなければなりません。 木組みに使う木材は、工場であらかじめ加工された木材を使うのではなく、木材を自分の手で削って木組みの木材を作り出しています。 「木組み」は建物の骨組みにおいて、釘や金物を殆ど使わず、木自体に切り込みなどを施し、はめ合わせていくことで、木と木をがっしり組み上げていく技術です。 木材の加工を全て「手刻み」で行います。 それには「木を読む」という技術が大変重要です。 木の生育環境やそれぞれの木の性質や動きを読み取り、どういう部位や用途に活かすかを読み切る技術がが建物の出来栄えを決めるからです。 昔の職人が伝統技法で作り上げたものを、再現するのは難しいと言われています。 現在は最新技術の導入は大手メーカーなどでも力をいれていると思いますが、本当に大切な守るべき技術を忘れているのではないのでしょうか。 最近では、こういった伝統技法を知っている職人や、修行してきた職人が本当に少なくなりました。 最高の技術を学びたくても学ぶ環境や、伝承していく一流職人がいないのが現状なのです。 既製品の加工材を使った安価で誰にでも組み立てられる家具が増えた事で、大量生産化が進み、ほとんどが機械での制作になってきています。 日本の伝統文化や伝統技術は世界にも誇れる、世界が認めたものです。 これがだんだん無くなってきているのは本当に悲しい限りです。...
続きを読む...
龍神杉の主な特徴
■色合い、ツヤ:天然杉の油が豊富に含まれています。時を経るごとに独特の色味を深めていくので、色つやの美しさはもちろん、経年変化の美しさも楽しむことができます。天然杉の香りが持続するのも良質な油が多く含まれているからです。
■素直な木:枝打ち、間伐を適切に行い長い年月をかけて、人の手により育てられてきた龍神杉は、まっすぐに成長し節が少なく、狂いも少ないです。
■強度、耐久性:圧縮、引っ張り、曲げ、せん断といった木材の強さをあらわす「ヤング係数」の数値が全国基準値を上回っています。粘り強さがあり、耐久性も他の樹種に負けていません。
■癒し効果:天然杉の香りがしっかり残っているので、森林浴さながらのストレス解消効果で、心身をリラックスさせてくれます。木の香りのもとでは、ストレスによってあらわれる精神的な発汗が少なくなり、脈拍も安定します。さらに、睡眠の質が向上するといった実証結果もあります。
■自然の心地よさ:自然界で作られた龍神材の、色や木目は、不思議と心地よさを感じます。木の色は、やさしく、他の素材との相性も抜群です。目で見て、手で触れて、音を聞いて、木を香り、と、五感で天然木の良さを感じてみてください。
続きを読む...